ギイ ブルトン

ギィ ブルトン / 2022 モルゴン ヴィエイユ ヴィーニュ (フランス ブルゴーニュ 赤)

販売価格
7,700円(税込み)
在庫
10
便種
宅急便冷蔵
年齢制限
20歳 ~
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商品詳細

私は元来ガメイ好きで、ブルトン好きです。ボージョレが好きなのではないのです。


きちんときれいに仕上げたガメイが好きで、その美味しさをお伝えしたいのですが、なかなか上手くいきません、


なので、少し誇張した表現を許してください。誇張したいわけではなくて、そうでなければ伝わらないので、あえてそうします。


このワインは「ボージョレのロマネ コンティみたいなもの」だといつも思います。


熟成用の旧樽はDRCから譲り受けたものだということも影響しているのだと思いますが、あちこちにそういった人間の力ではどうしようもないような魔法が感じられます。


今回入荷したワインのアルコール度数表記は「13.5」度。


「13.5」ですよ!


ここのワインのよくできた年は、度々ここまでアルコール度数が上がります。


「ウイスキーやブランデーじゃあるまいし、アルコール度数がそんなに重要なのか?」


という声が聞こえてきそうですが、たいへん重要です。

だからこそ「ボージョレのロマネ コンティみたいなもの」という表現が頭を過ぎるのかもしれません。


細かく味を描写するのも馬鹿馬鹿しいほどに、めちゃくちゃ美味しいのですが、DRCのワインがそうであるように、


「何がそんなに凄いんですか?」


と尋ねられたら、きっと誰もが言葉に困ると思います。


DRCの凄さは、飲んだ方は共通して何か特別なものを感じられるはずですが、何が難しいって「その素晴らしさを言語化することが難しい」わけです。


そんな実に神秘的なところにDRCの凄さあるのだと思うのです。


このブルトンのワインもしかりです。


ガメイですし、ボージョレですし、味わいにはもちろん限界があります。このワインがDRCと同じわけがありませんが、DRCと同じように圧倒的に素晴らしいのに、言語化して他人に伝えられるほど、人間には言葉で表現する力が備わっていないのだと思うのです。


よくできたワインには「まるで球体のようだ」なんていう表現もありますし「滑らかで、繊細で、雪の結晶のように手で触れると一気に姿をなくしてしまう存在だ」なんて表現も納得のいく表現ですが、それらの言葉ですら、このワインの持つ魅力のたった二割もきっと表現できていません。


さて、難しいことはさておき、どうかテキトーに飲まず(笑)、抜栓後の時間、飲用温度、グラスの大きさ、などご自身がソムリエになったつもりで、細部にこだわってみてください。


じっくりと準備をしてから飲んでみてください。


そんな心で飲むと、きっとワインには神が宿りますよ。