商品詳細

ルジェの次男のギヨームさんが、文字通り、満を持してリリースした「ムーラン ナ ヴァン レ ヴェリラ」という区画。初めて試飲したのは「2020年」ものでしたが、この年ならではの、果実味が充実した、素晴らしい仕上がりでした。

この「2021年」は雨の多い年で、理想的な「2020年」と比較して条件は圧倒的に不利ですが、こういう作柄にこそ、神様が宿るとでも申しましょうか、それぞれの生産者の本質的なものを垣間見ることができます。

「2021年」のたいへん不都合な天候が、災い転じ、当たり年のワインにはない、芸術的な美しさを感じさせるような味わいをもたらしたことに、ギヨームさんの持つ見えない力を感じたりもします。

当然ながら少し若いので、お試しになるには、抜栓後数時間から飲み始めるのをお薦めします。

このワインを単なるクリュ ボージョレとして飲むのではなく、ルジェさん一家のもう一つ別の仕込みのワインだと仮定すると、言葉にならないほど、もの凄い興味深いです。