商品詳細
「2021年」は異例の荒天続きで、葡萄の腐敗がすすみ、収穫量が例年の75%減という、文字通りの壊滅的な状況に見舞われました。
このため、通常であれば、区画ごとに分けて醸造するところですが、全てのキュヴェをひとつにまとめて醸造し「XXI」という名称でリリースすることになりました。
ディディエ ダグノーの長い歴史の中でも、このようなキュヴェをひとつにまとるといったことは、過去に一度あったか、なかったか、程度で、ここまで生産量の少ない年は初めてだったそうです。
しかしながら、先日、私も試飲してみましたが、災い転じて福と成す、の言葉のように、フレッシュな青い果実のニュアンスにシレックス香、洗練された酸味とミネラル豊かで、彼らの看板ともいえる鉱物的な果実味、引き締まった直線的な味わいで温暖化が進む近年では味わえないソーヴィニヨン ブランらしさが、個人的にはたいへん素晴らしく、愛好家の皆様におすすめです。