ガニャール ドラグランジェ

ガニャール ドラグランジェ / ヴォルネー 1級 シャンパン 2018年(フランス ブルゴーニュ 赤)

販売価格
9,350円(税込み)
在庫
2
便種
宅急便冷蔵
年齢制限
20歳 ~
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商品詳細

10年前の私がこんな文章を書いていると知ったらきっと驚くと思います。


新たに入荷した 2022年 ガニャール ドラグランジェ の赤ワイン、をいくつか試飲してみましたが、今年試飲したワインの中でもダントツの傑作中の傑作、衝撃的な美味しさでしたのでお伝えいたします。


ガニャール ドラグランジェ のワイン、私どもでは数十年という長い長い時間、それこそ絶え間なくお取り扱いしてきましたので、こちらのワインのことはよく知っております。


10年くらい前の印象は、よくいえば伝統的、わるくいえば時代遅れ。熟成には時間はかかるし、熟成するまでは熟成用のセラーのレギュラーメンバー。熟成すると足速に出ていきますが、その期間の長いこと・・・。


この状況が変化したのが5年くらい前でしょうか。


温暖化の影響(生産者は口を揃えてこう表現しますが)で、夏場に葡萄の糖度が急激に上がり、完熟までの期間が短くなっているようで、その影響がそのままワインの味わいに大きく影響しているそうです。


リリースされた瞬間から美味しく楽しめるワインが格段に多くなりました。


ガニャール ドラグランジェ もその一つです。


そういった状況の変化の中で、私はあらゆる生産者のワインを試飲していくと、ヴォルネーに光り輝く何かを感じはじめました。


かつては、なんとなく鉄っぽいイメージのヴォルネーやポマールといったアペラシオンのワインが、このような状況の変化の好影響を受けて、もはやトップドメーヌ並に、めちゃくちゃ美味しくなりました。


私がここのところ、マルキ ダンジェルヴィルがブルゴーニュの最高峰だ、などと評しているのも同じニュアンスで、単なるセールス目的のリップサービスなのではなく、私の本音だとご理解いただけるのではないかと思います。


このワイン、なんとなく シャンボール ミュジニー のワインを彷彿とさせます。いや、この絶妙な樽使いと、繊細で薄化粧な雰囲気は シャンボールよりもシャンボール的 かもしれません。


そこにコーヒーのようなニュアンスが、ヴィテージによって強くなったり、弱くなったり、乗っかってくる、というのが、私なりの表現です。


重くて、硬くて、開かない、そんな雰囲気は、もうどこにもありません。


繊細で、知的で、一口飲んだら二口、三口と、旨みが押し寄せてくるような、凄みも備えています。


2020年も素晴らしかったのですが、2021年はさらに繊細さが際立ち圧巻でした


そして2022年。


傑作だと思います。


この価格でこれほどの表現ができるワインに今年はまだ出会っていません。


輸入元は株式会社フィネス。