商品詳細
ときどきお客様から「どんなワインが一番好みですか?」という類の質問を受けます。
最近の私は、躊躇せず「ジャン ルイ シャヴ の白ワインが文句なしに好きです」と応えます。
ジャン ルイ さんの人柄のよさは、かのロバート パーカー氏も著書の中でたびたび指摘しておられましたが、実際にお会いした生産者の中でも屈指の、日本人顔負けのたいへん礼儀正しい人で、しかも私の心の中を予め読み取っているかのように、私の心の奥深い部分にズシンと響くような素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
とかく、ワインの味わいは作り手の人柄を映す鏡のようだ、とされますが、まさにその通りの唯一無二の味わいです。
誤解をおそれずあえて表現するならば、ブルゴーニュの最高峰がモンラッシェならば、ローヌの最高峰は彼のワインでしょう。膨大な果実味のボリューム、神々しい荘厳な雰囲気、芸術的な味わいを演出する絶妙な酸味、言葉を幾つでも並べられそいうです。
「ジャン ルイ シャヴ セレクション」というラインは、比較的早めに楽しめます。
すでに現在の段階で、グラスに口をつけた瞬間、思わず笑ってしまうほど美味しいです。
無論、彼の最高峰はドメーヌ名義のものです。
しかしながら今回は、あえて、ネゴスラインをご紹介します。気をつけなければなりません、このネゴスという表現をジャン ルイさんはきっと嫌うはずです。
同じ哲学、同じ熱意、同じ愛情で手がけている、それがどなたにも瞬時に理解できるでしょう。
しかも、昨今、高騰するブルゴーニュとの価格差は、もはや歴然としています。
もしも、モンラッシェ系統、ムルソー系統の価格に失望なさっておられる愛好家がおいででしたら、味わいの傾向はまったく異なりますが、ぜひ、このワインをお薦めします。
もはや、知るか、知らないか、試すか、試さないか、それだけの差だと思います。