商品詳細
輸入元株式会社フィネス。久々に、トラペの「ピノ グリ アンブル ルージュ」が入荷しました。
非常にかわったワインですが、実店舗でも記録的な販売数になっておりまして、大好評をいただいております。
実店舗でお買い上げいただいた愛好家の皆様の反応からも、特にオンラインで、このワインのような素性のわかりにくいものは、お買い上げいただくまでには、少しハードルが高いのだろう、と理解しております。
「甘いのはちょっと・・・」
「どんな味なんですか?さっぱりわからないもんで・・・」
たしかに!
輸入元資料を読むと、なんとなく甘いワインなのだということは理解できました。
しかし、
「どうしてピノ・ノワールを使うのだろう」
「しかも除梗までしたものを使うのだろう」
「どうしてゾンネングランツのピノグリのような最上級の葡萄とわざわざブレンドしたのだろう」
と私自身も飲むまでは、疑問は尽きなかったのです。
飲んだ瞬間、理解できました。
これは美味い!めちゃくちゃ美味い!とんでもなく美味しい!
確かに甘いのか辛いのか、芳醇なのか薄いのか、などと訊かれれば、甘いですし、薄いです。
しかし、そんな言葉で片付けられないほど、というかそんな味わいの表現を考えるのも馬鹿馬鹿しくなるほど、このワインは理屈抜きに美味しいです。めちゃくちゃ美味しいです!
どうしてトラペさんの奥さんが、ピノ ノワールを除梗までして、しかもゾンネングランツの葡萄までブレンドしたのか、この味わいの中に彼女のメッセージがぎっしり詰まっています。
そもそも、世間一般に「美味しいワイン」の定義ってなんだろう?「美味しいワイン」とはある一定の基準のものにしか許されない表現だろうか?そもそも「美味しい」っていったい何なのだろう?、そんなことをついつい考えてしまうような、知的な好奇心をくすぐりまくってくれる、素晴らしい、唯一無二のワインです。