商品詳細
フォンテーヌ ガニャールの2020年の、非常に一般的な村名クラスですが、誤解を恐れずいえば、この年の白ワインは彼らの過去最高傑作なのだろう、と簡単に判るほどに、リリースされた直後の現在ですら、驚異的な、完璧な、理想的な味わいが楽しめます。
唯一の欠点(?)はこの年のリリース本数の例年にないほどの少なさです。
もちろん為替を含む世界情勢の変化を受け、価格も上昇していますが、個人的な感覚でいえば、味わいのあまりの素晴らしさも相まって、まだ常識的な範囲に留まっている、という印象です。
かつてのように、熟成を待つ必要は、現在のフォンテーヌ ガニャールのワインには、あまり意味をなさないかもしれません。2018年や2019年も同様の印象でしたが、プルミエクリュであれ、グランクリュであれ、はたまた村名であれ、リリース直後に飲んでみて、その素晴らしさに心を奪われてしまうほど、です。
例えば、2010年 シャサーニュ ラ ロマネ なんかを今年に入ってご厚意により試飲できましたが、あくまで個人的な感覚では、リリースしたてのものの方が、圧倒的に私の好みでした。
これは単に私自身の趣向の変化だけではなく、多くの愛好家の方々も同様の感想を口になさいますので、非常に良い意味で、何か大きな変化がこのドメーヌに起こっている、そういう証拠だと思います。
もはや、品質や味わいの上では、かつてのコント ラフォンのレベルを抜いている、と個人的には評価します。